心臓を中心に血液は全身をめぐっています。
その血液の流れを「循環」といいますが、その循環に関係する臓器などの異常をみるのが循環器内科となります。
言葉にすると難しいので具体的な病気をあげると下記のようになります。
血液の通り道の動脈にかかわる疾患(動脈硬化をきたす疾患 )
高血圧、糖尿病、脂質異常症(コレステロールなど)、喫煙、高尿酸血症(痛風)など
血液を送り出す心臓に関する疾患
狭心症、心筋梗塞、心不全、弁膜症、不整脈(心房細動など)など
循環する血液量を調整する腎臓の疾患
慢性腎臓病、ネフローゼ症候群など
おおざっぱにあげると上記のような疾患が対象になります。
ただし、上記のような疾患に至る前に予防が非常に重要であります。いわゆる「生活習慣病」または「メタボリック症候群」を治療することが重要で、循環器内科の仕事のメインのひとつとなっています。
命に係わる心筋梗塞や脳梗塞などの循環器疾患が発症しないように、高血圧、脂質異常、糖尿病などを治療・コントロールすることがとても重要です。